名刺をデザインすることは、目的を確認・認識することで作るときも作ってからも成功する。
名刺のデザインを頼まれることがあります。
それを仕事にしているので当然といえば当然なのですが、自分でデザインすることも簡単な時代になっていることも忘れてはいけませんよね。
であれば、誰しもが上手にデザインしたい。とかかわいく・かっこよくデザインしたい。と思うのは当然です。
そしてデザインしてほしいと思うのも。
今回はあくまで自分の技術確認用兼勉強用に記録を残しておきたいと思います。
まず最初にゴールを決める!
いいデザインの時にも言いましたが、名刺の時も一緒です。
まず名刺を作る目的を決めます。
名刺製作の目的・ゴールといえばなんだと思いますか。
何のために誰に向けて作るのか一度考えてみましょう。
作った名刺で何が起きたらその人が喜んでくれるのか。
雑貨店の場合は、飲み仲間に渡したらお店に来てくれた時
ライターや出版社に渡したら取材依頼がきた時
メーカーに渡したら取引になった時
こういった時にきっと喜んでくれるでしょう。
名刺に記載する情報を整理する
名刺には記載されている、記載したい項目がいくつかあります。
それらをただ単純に記載するのではなく、ます優先順位を決めましょう。
そして完成した名刺の持つイメージを決めて、最後にテーマを決めます。
記載したい項目をひとまず全部書き出してみます。
- 肩書
- 氏名
- 店名・社名
- 業態
- ロゴ
- 電話番号
- 住所
- メールアドレス
- URL
- etc
次に優先順位を決めましょう
- 来店目的なら・・・店名や業態
- 取材目的なら・・・氏名や肩書
のような感じですね。
その次は名刺に与えてほしいイメージ・印象は何か
かわいく感じてほしいのか。
クールなイメージを与えてほしいのか。
最後にデザインのテーマを決めるといいです。
この人だからこそのテーマを考えます。
コンセプトのようなものですね。
考え方としては
目的と情報(店名や人柄)から考えると結構うまくいきます。
このテーマがあるかないかで大きくスピードや完成度が変わってきます。
そして製作後に効果が得られたかどうかというのも重要になってきます。
ここで注意点があります。
何でもかんでも詰め込むのは効果減になってしまいます。
目的やターゲットを明確にすることで理想の名刺に近づくのです。
既存デザインを調べる
自分のイメージはもちろんあると思いますが、既存の名刺デザインを調べることは思考の幅を広げ、より具体的にイメージができるようになります。
そこでおススメなのはデザイン書籍です。
こういった書籍を活用するのもかなり効果的です。

どんなデザインでどんな技術を使っているのか。
余白は何か意味があるのか。
参考になる情報がたくさん載っているんですよね。
ワクワクしてきましたね!
ここまで調べてからです。
ラフを書く レイアウト構成を考える
やっとラフを書き始めるわけです。
大事なのは何のために を忘れないことです。
そしてレイアウト構造を考えます。
情報・印象・独自性のどれを優先するか。
そしてどれぐらいのサイズでどこに配置するかを書き出します。
そしてその中から、テーマに沿ったものを選びます。
ここまで準備してやっとイラストレーターの出番になるわけです。
大切なのは目的・テーマをちゃんと認識して作ること。
自分が想い描く名刺を作るには数をこなすことが重要です。
これからたくさんのデザインを生み出していきましょう!