いいデザインは才能やセンスだけで作るものではない。誰にでも作ることができるようになるデザインの考え方。

いいデザインというとどんなデザインを想像しますか?
かっこいいデザイン、かわいいデザイン、シンプルなデザイン、凝ったデザイン等いろいろあると思います。
しかし単純に「どんなデザインが○○」という意見だけではいいデザインとは言えないんです。

かっこいいを表現できる。
かわいいを表現できる。
それだけではいいデザインにはならないと思います。

なぜならデザインにはそれぞれの目的があるはずだからです。

例えばカフェのロゴをデザインする場合に目的としてあげられるのは、
新しいお客さんの獲得、リピーターの増加などがあると思います。

つまりカフェにとっていいデザインのロゴを作るということは、単にかわいいデザインやかっこいいデザインを作るということではなく、このような目的を達成することが出来るデザインのことをいいます。

このデザインの効果により様々な影響が期待されるとしたらどうですか?

デザインをお客さんが認識する

誰かに伝えたくなる意識が生まれる

お店に訪れたくなる

お店のこだわりや理念を共有できる

スタッフのモチベーションが向上しサービスが良くなる

お客さんの満足度が上がり、誰かに伝えたくなる

このようにお客さんやスタッフにとって良い環境作りに影響を与えることもできるわけです。

つまり大事なのは目的を形にするということです。

グラフィックデザインとは?

グラフィックデザインと言っても様々な種類があり、その分け方は「行動機能」で考える事が出来ます。

  • 告知・・・DM、チラシ、フライヤー
  • 印象・・・名刺、ショップカード
  • 読物・・・リーフレット、パンフレット、カタログ、メニュー
  • 梱包・・・箱、紙袋
  • 認知・・・看板、ポスター、Tシャツ

デザインを通して何を伝えたいか。というジャンルがあります。

次に「表現機能」で何を伝えたいのか。その見た目は適しているかが重要になってきます。
伝えるべき情報や、与えたい印象、独自性といった最大の特徴を伝えられているかですね。

オープン日や対象が男性女性の判別、お店のこだわりなどです。
それぞれにどれくらいパーセンテージを置くかが重要になってきます。

ここで質問です。

良いデザインはどっちですか?

人によって答えは分かれると思います。

なぜか。

例えば、
パターン「A」は落ち着いた雰囲気や静かなイメージ
パターン「B」は友達と楽しくおしゃべりしながら息抜きができるようなイメージ

ターゲットが誰なのか、お店の方向性はどっちなのか。
それによっていいデザインは変わってしまうのです。

なのでいいデザインを作るためには、
「目的・本質を意識する」
「何のために・どこを目指しているのか」
が重要になってくるわけですね。

なんとなく作ったり、なんとなく練習したりでは結果がついてこないのは明らかですよね。

それを踏まえてヒアリングやリサーチで情報収集をしたりすることでさらに効果は上がることでしょう。

実際にラフを書く時にもいきなり手掛けるのではなく、既存のデザインを見て、トレースしたり、色合いの意味等を情報収集することが大切です。
そのうえでラフ作成に進みましょう。

大切なのは「評価基準」でいいデザインは変わるということです。

いろいろなデザインソフトがありますが、私はAdobeのCCでデザインをしています。
少し前までは持っていたCSを活用していて、「月額払って払って払い続けるのはちょっと・・・」と思っていたんですが、情報の多さやアップデートの細かさを考えた時にCCへのアップグレードを決意しました。

実際に使ってみても快適さは段違いですし、情報の多さにはかなり助かっています。
ひと月だけお試しで導入してみるのもいいと思うので、まだ使ったことのない方はぜひ検討してみてくださいね。